女性の体のリズムについてお伝えするのに、月のリズムを無視できないなと思って月もテーマに入れました。
なぜかというと、月経周期は約28日。月の周期は、約29日なのでほとんど同じで、満ちたり引いたりの特徴も似ているからです。
昔から自然とともに暮らしていた女性たちは、29日周期のリズムに沿って生活していたと言われています。
私も絶不調を経験してから女性の体と月のリズムを意識した無理のない生活をしています。
女性は月経周期にあわせて、女性ホルモンの分泌量が変わり、お肌や体調も左右されますね。
そこに月のリズムにあわせた過ごし方を取り入れると、自然との調和がとりやすくなり、女性ホルモンのリズムを整えることにもつながると言われています。
●月が人に与える影響
●女性のカラダのリズム
●女性の体が持つ力の変化
●月の 豆知識
月が人に与える影響
月の引力で海の潮の満ち引きがおきますが、海だけでなく私たちの体も水を多く含んでいて、海水とほぼ同じ塩分濃度なんです。なので、月の引力は私たちの体にも影響を与えていると言われています。
満月の夜に犯罪や事故が増えるという話を聞いたことあるかもしれませんが、(狼男とかね)満月が人の心に影響を与えているとも言います。
精神科医のリーバー博士の「バイオタイド理論」では、月と人間の精神状態が関係するとして、さまざまな統計を取って分析を行ったそうです。
その結果、「満月や新月には心身の緊張が高まり、半月には弛緩、緩まる。満月や新月には生命力が高まり、半月の時には弱まる」というリズムがあることを発見しました。
その他よく言われているは(実証されているかは不確かですが。。)
○満月から新月に向けて月が満ちていく時は、外に出す力が強まると言われています。
例えばこの時期はデトックス・ダイエット・物や人や悪癖から断捨離するのに向いていますね。
○新月から満月に向けて 満ちていく時は 、内に溜める力が強まると言われています。
この時期は新しい知識を学んだり、人間関係を深めたり、しっかり体を休ませるのに向いています。反対に吸収しやすい時期なのでダイエットには不向きと言われています。
女性のカラダのリズム
女性の月経周期は約28~36日で、4つに分かれます。卵胞期・排卵期・黄体期・月経期です。
自分でコントロールはできませんが、自然の朝晩のリズムに合わせた体内時計や、季節に合った食事などで生活習慣が整ってくると、月経周期もだんだん整ってきて、満月で生理、新月で排卵をすることが多くなってきます。
先ほどの4つの時期の特徴をお伝えします。
卵胞期は、月経期の後の時期。月経から排卵までの一週間位は、卵巣の中で卵胞が育って排卵の準備をしています。この時期はエストロゲンの分泌量が増加する時期で、心身ともに一番調子がいい時です。
排卵期は、脳の指令で卵胞から卵子が放出される時期です。体が受精の準備をしているので、心も体も一番異性を求める時で、パートナーや他の男性が一番良く見える時ですね。
黄体期は、排卵後に卵胞が退化して黄体に変化します。黄体からプロゲステロンが分泌され、子宮内膜を柔らかく厚くして妊娠にそなえます。この時期からホルモンバランスを崩しやすくなります。
この時期から月経期の間は、異性に対して心と体が、否定的になり、疎ましく感じたりイライラする傾向があります。思い当たるふしありませんか?それもホルモンに影響を受けているんだなと思うと納得です。
妊娠が成立しないと、エストロゲンもプロゲステロンも分泌量が減少し、厚くなった子宮内膜がはがれ落ちて月経になります。
女性の体が持つ力も変化します。
女性の体は、月経から排卵までの間、卵胞期に引き締める力をとり入れることで新しい命をつくる準備をします。 体の老廃物を外に出す特徴があります。
排卵から月経までの黄体期に、緩める力をとり入れることで、栄養も知識も吸収しやすい時期です。
体のリズムと月のリズムが合うと、月経期や排卵期が満月や新月に重なるようになると言われています。
月の豆知識
○満月や新月に海の生物の生殖活動
海の生物も、満月や新月の時に生殖活動を行います。ウミガメやサンゴ、小魚や、貝、カニたちの産卵は、満月の夜に行われることが多いです。
実は、人間も例外でなく、月は人の生死のタイミングにも影響を与えているそうです。新月や満月の時には大潮に陣痛が起きやすく、出産が増えるというデータが多くあります。2016年の特大のスーパームーンでは、アメリカの各地の産婦人科で、最多の出産数を記録したそうです。
反対に、引き潮のときに亡くなる傾向があることがデータでも見られるようです。
○ヨガと月
私たちが行っている、ポーズを中心としたヨガのことをハタヨガといいます。
「ハタ 」とは、サンスクリット語で「ハ( ha )=太陽」、「タ( tha )=月」と意味します。男女の陰陽で表すと女性は陰・月になります。
アシュタンガヨガは、満月と新月の日をムーンデイと呼んで、クラスがお休みになります。なぜかというと、月の影響で気が高まったり、沈んだりするので、怪我をしやすく、満月には、血の量が増え、出血をすると血が止まりにくい、傷が治りにくいとも言われています。手術も満月を避けた方が良いとも言われます。
○旧暦と月
日本人が元々使っていたカレンダー、旧暦ってご存知ですか?
旧暦は「太陰太陽暦」で、月のリズムと太陽のリズムを表したカレンダーです。
新月の日を1日、満月は15日あたりになるので、昔の人々は暦を見て、種まきや収穫の時期を決めてたそうです。
○血液のことを「血潮」とも言います。女性の生理がはじまることを「初潮」とも言います。妊娠中の女性のおなかの羊水は、太古の海水成分と同じと言われていますので、私たちは、体内に「海」の要素を持ち、月のリズムで回っていると言われています。
その他、生命力を大切にしたシュタイナーのビオダイナミック農法でも月のリズムを取り入れて農業が行われています。
このように月や海や人は、証明されているものも無いものもありますが、密接に関係していることが分かったと思います。
これから夜空の月や月読みカレンダーとあなたの月経周期を合わせて意識して見てみると色んな気づきがあると思います。
まだまだ月や宇宙のことは神秘的な分野ですが、少し身近に感じていただけたら嬉しいです。
ちなみに、満月や新月がいつか知りたい方は、グーグったら出てきますよ。カレンダーに月と月経周期を記録することもおススメです。
最後にまとめると、月のリズムに沿った生活とは、満月と新月は、心身の緊張が高くなる時期ので、ゆっくりとリラックスして過ごすということ。
ダイエットや目標達成も月のリズムい向いている時期に合わせると効果が倍増するかもしれませんということ。でした。